筑波サーキットTC2000で同乗レッスン|プロドライバー澤さんから学んだ“最終コーナーの正解”

サーキット

補足:今は写真少なめです!走行写真は後日追記します!こうご期待!

筑波サーキットTC2000を走ってきました。
今回は走行会に参加するだけでなく、プロドライバー・澤さんの同乗ドライビングレッスンを受講します。

正直なところ、筑波で澤さんのレッスンを受けられるとは思っていませんでした。
澤さんといえば、私の中では完全に「袖ヶ浦の人」というイメージですから。

早朝の常磐道と、現実を突きつける外気温

朝5時台の常磐道。
思ったより交通量が多く、あまり気持ちよく走れません。

「この時間に、みんな一体どこへ向かっているのだろう…」

そんなことを考えつつ走っていると、6時30分には筑波サーキットへ到着。
外気温計はマイナス3度を表示しています。

一度クルマを降りたものの、寒すぎて即座に車内へUターン。筑波の朝、なめてました。

DTMチャレンジ参加、そして迷わずレッスン申込

走行会は「サンライズブルーバード池袋」さん主催のDTMチャレンジ
希望者は澤さんのレッスンを受けられるとのことで、私は反射的に申し込みました。

澤さんのレッスンには、もう10年以上参加しています。
正直、受ける前から満足しているという謎の状態です(←おかしい)。

8時からブリーフィングが始まり、筑波ならではの注意点を確認。
そして、いよいよ1本目です。

まずは同乗。プロの“何気ない”が一番勉強になる

最初は澤さんが私のM2をドライブし、私は助手席で見学。

同じ年の1月、袖ヶ浦ではすでに運転してもらっていますが、
筑波ではどう走るのか、これが楽しみでした。

コースインはとても滑らか。
プロがどのようにタイヤを温めるのかを、助手席で間近に見ることができます。

…と言っても、その内容はヒミツです。
ただ一つ言えるのは、横でウェービングしているわけではないということ。

ピットアウト1周目でクルマの癖を完全に掴み、
2周目からもうアタック開始。

「え、もう?」という早さです。

助手席で味わう“本物の減速G”

コーナー手前で、ありえないほど強烈なブレーキング。

これは運転席と助手席で、体感がまったく違います。
運転している本人はハンドルを握り、覚悟もできているので意外と平気。

一方、助手席の私は支えるものがなく、ただただ減速Gを全身で受け止める係

ラインを見て、足元を見て、ステアリング操作を見て…
もう情報量が多すぎて大忙しです。

「まだ全然力入れてないですよ」と言いながら、さらっと5秒台を出してくる澤さん。

しかも
「同乗じゃなければ、あと1.5秒はいけますね」
とのこと。

……プロ、怖い。

データロガーで丸裸にされる私の走り

走行後はデータロガーで澤さんと私の走りを比較。

ブレーキ、アクセル、ライン取り。
すべてが数値とグラフで可視化され、一切の言い訳が通用しません

特に違いが大きかったのは、
エイペックスへのアプローチ=クルマの姿勢作り

ここが決定的に違いました。

詳細はヒミツですが、
ヘアピンと最終コーナーの進入については、収穫が非常に大きかったです。

実はこの2か所、
「壁が迫ってくる感じ」がどうしても怖く、苦手意識がありました。

その理由と対策を、
これ以上ないくらい分かりやすく説明していただき、
頭の中でストンと腑に落ちたのです。

学んだことを持って、2本目へ

2本目は、学んだ内容を思い出しながらコースイン。
タイムはいったん無視して、ラインと姿勢を意識します。

特に最終コーナー。
澤さんの言葉を反芻しながら、理想形に近づけるよう丁寧に。

徐々にペースを上げ、
同じラインを安定して走れるようになるまで繰り返します。

…と、文章で書くのは簡単ですが、
実際はまぁ、言うほど簡単ではありません。

「最終コーナー、素晴らしいですね」

再びロガーとカメラ映像で比較。

澤さんからは
「全体的に悪くないですね。特に最終コーナーのラインは素晴らしい」
との評価。

自分で言うのもアレですが、
最終コーナーがとにかく気持ちよくなりました。

今までは少し無理をしていた感覚があったのですが、
今回学んだ走り方だと恐怖心が薄れ、
まるで峠を気持ちよく流しているような感覚になります。

(※あくまで気分的に、ですが)

結果は1:06.44(ロガー計測)
自己ベストの6秒後半を、わずかですが更新できました。

クルマも人も楽しめる走行会

この日は走行だけでなく、
デロリアンやフォードなど、往年の名車によるデモ走行もあり、
イベントとしても大いに盛り上がりました。

走るのも楽しい。
見るのも楽しい。
こういう走行会は本当にありがたいですね。

主催のサンライズブルーバード池袋さん、そして澤さん、
ありがとうございました。また行きますよ!

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