家の引き渡し以後、毎年やってくる猛暑。夏になるたび、私はこう思うのです——
「このガレージ、まるで灼熱地獄じゃないか」。
走行後のエンジン熱と、締め切った空間に充満する湿気。そして汗まみれの私。まるで蒸し料理の具材です。
そんなわけで、ついに重い腰を上げてエアコン設置を検討。住宅メーカー、家電量販店、エアコン専門業者……とにかく複数社に相談を重ねました。が、結果は残念ながら「設置困難」。
理由は明快。電気配線を通すのが極めて困難で、設置するには“足場”を組まなければならないとのこと。……いやいや、さすがにエアコン一台のために足場を組むのは、ちょっとしたリフォームどころか軽い工事レベル。
過去の私に忠告したい。
「エアコンと換気窓は、ガレージのマストアイテムだぞ」と。
家の設計段階で確かにガレージへのエアコン設置を検討していたのです。でも、そのときは「まぁ、扇風機でなんとかなるでしょ」と楽観視。今では完全にその判断を後悔しています。誰かデロリアンをください。本気で。
ちなみに、夏のガレージというのは想像以上です。走行後のクルマをガレージへ入れると、残ったエンジン熱で一気に室温は急上昇。雨の日なんて湿度と熱でサウナ完成。
もはや「家庭用フィンランド」状態。これで水風呂があれば整えられます。
これからガレージ付きの家を建てようとされている皆さん。どうかこれだけは覚えておいてください。
「ガレージには、エアコンと換気窓を。以上。」
愛車と快適に付き合うには、環境づくりもまた大切です。クルマに優しく、自分にもっと優しく。
さあ、今年の夏もガレージで汗だく確定です。タオルの準備は万端です。

管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。