M2のブレーキパッドを新品に交換しました。前回交換したのが10か月前。
期間的には早いのですが、サーキット走行を何度かしており、だいぶ摩耗しています。
ブレーキパッドの交換→意外と簡単だが慎重に
ブレーキパッドの交換は意外と簡単です。もちろん重要な部品であり本来は整備士がやるべきなのですが、素人が交換してはイケナイ訳ではなく、構造を理解し慎重に作業すれば問題ないと考えています。
M2のブレーキにはブレンボのキャリパーが採用されています。このキャリパーはパッドをクリックで止めている構造です。そのクリップをスライドピンで固定しています。
なのでスライドピンを外します。ポンチというドライバーみたいな工具で外します(ハンマーでたたく)。
スライドピンを2本外しました。汚れが目立ちますがブレーキクリーナーで大抵の汚れは落ちます。
続いてクリップを外します。バネの仕組みでパッドを支えています。
古いパッドを取り外します。ピストンとパッドが密着しているので前後にずらしピストンを押し戻してからパッドを引き抜きます。
新旧パッドの厚さ比較です。半分程度使いました。まだ使えるのですが早めに交換しておきます。
ピストン戻し工具でピストンを戻します。工具がなくてもできなくはないのですが、専用工具があった方が作業効率が良いです。
ピストンを戻したら新しいパッドを差し込みます。グリスを塗布すべきなのですが、面倒だし汚れるので割愛しています。
外したクリップとスライドピンを戻します。スライドピンが入りにくい(硬い)時はパッドとクリックがかみ合っていない状態です。位置を調整すればすんなり入ります。
ご丁寧にもパッドセンサーが取り付けられています。パッド残量が少なると警告してくれます。本来はこれを交換すべきなのですが、使いまわしています…
最後に重要なこと:パッドを戻したらブレーキを踏みこんでおきます。パッドとピストンが離れている状態です。
このまま走行するとブレーキがスカスカなので大変危険です。忘れずにブレーキを踏んでおきます。
写真では伝わりにくいこともあります。Youtubeに分かりやすい動画がありました。M4ですがM2と構造は同じです。DIYしないぜ、という方でもブレーキ周りを眺められるいい動画かと思います↓
ここまでパッド交換の一連を書きました。ブログに書いておきながらアレですが、DIYは危険が伴います。不安な方は作業せずに整備工場へ。
僕は事前に整備士の友人と作業しており作業工程を理解したうえで行っています。
管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。