ちょっとクルマの話からはそれますが、コミュニケーションスキルの話。
先日、とある研修を受けました。その名も「ソーシャルスタイル」。いや、何だそれ?ですよね。僕もそうでした。
一体何の研修か分からん状態でしたが、今となっては受けってよかった。
日常生活や仕事で「この人とは話が合わない」や「気が合うなぁ」と思うことがあると思います。その仕組みを学べます。
ソーシャルスタイル
人には主に4つのスタイルがあるようです。これは行動特性や感情表現などから分類できるらしい。
そのスタイルは、
・ドライビング
・エクスプレッシブ
・アナリティカル
・エミアブル
です。
それぞれの特徴としては
・ドライビング
独立心が強い、競争心が旺盛、冷静に見える、成果にこだわる、行動が速い、論理やデータを重視する
・エクスプレッシブ
直感的に行動する、熱中しやすい、気持ちを素直に話す、周囲から認めたがる、話好き
・アナリティカル
控えめ、堅苦しく見える、粘り強い、慎重で綿密に計画する、決定に時間をかける、形式や理論を重視
・エミアブル
親しみやすい、強力的な態度、依存心が強い、相手の主張を受け入れる、世話好き、関係重視
というものがあります。
さて、みなさん上記スタイルを見てどう思いますか?自分はどのスタイルに属しそうでしょうか?逆にあの人はどこに分類できそうでしょうか。
自分を知る
まずは自分を知ることが必要ですよね。それは自分にはどのような行動特性があるのかを知るということ。客観的に自分を見ることでどのスタイルに属しているのか目星をつけられるかと思います。
ちなみにどのスタイルが優れていて、劣っているということはありません。それぞれがプラス面とマイナス面を持っているようです。例えば、ドライビングは、その場を仕切りたいという気持ちが強く効率的に物事を進めようとします。そのため、相手の気持ちや意見を聞くことに時間をかけず、相手の反感を招くことがあるようです。
そのため、ドライビングの人は相手の話を聞くことがテーマになりますね。相手の気持ちや態度に理解を示し、感情のこもった対応を心がけることです。
相手を知る
自分を知ることができたら、相手を知ることにつながります。
日常生活や仕事で相手と気が合わなかったり、逆にすごく気があうことがあると思います。
気が合わない場合、「〇〇さんとは気が合わない!全くもう…」と相手のせいにすることもあるかと思います。しかし、実はそれは相手のスタイルを把握せず正しくない対応をしているかもしれません。
ソーシャルスタイル別の対応方法は以下の通り。
・ドライビング
論理的に簡潔に話す、目標を尊重し効率的に時間を使う、相手に決定させる
・エクスプレッシブ
相槌を打ち熱心にきく、仕事を迅速に進める
・アナリティカル
多げなは話をせず詳しく丁寧に話をする、じっくり考える時間を提供する、事実やデータ収集に協力する
・エミアブル
相手の感情に共感する、じっくり考える時間を提供する、リスクや不安を取り除く
例えば、相手がドライビングの場合、目的を簡潔に述べて効率的に進めると相手から好まれます。またドライビングの人は自分で仕切りたがるので「このような進め方でいいですか?」と決定権を相手に委ねるのもいいかも。
会議で自分がファシリテーターの時はこうやって進める
さて、仕事や打ち合わせであなたがファシリテーターとします。
進め方を意識すると進行が驚くほどスムーズになります。その進め方は、以下の順に会議に巻き込んでいけると良いらしいです。
ドラ(目的を伝える)→エク(とりあえず喋らせる)→アナ(今日の目的を伝える)→エミ(一緒に頑張ろう)
話し言葉的にはこんな感じ↓
「会議の目的はこちらです。さて、〇〇さん良いですか?この目的のため、今日はこの手順で進めていきます。では皆さん、一緒に頑張りましょう!」
4つのソーシャルスタイルの特性を考慮した進め方になっているかと思います。
ドライビング、エクスプレッシブ、アナリティカル、エミアブル。4つのスタイルを理解し、正しい対応を実践することで相手とのコミュニケーションが円滑になるかと思います!
管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。