M2の前はマツダ・ロードスターをマニュアルミッションで10年間乗っていました。スポーツカーに乗るなら絶対マニュアルだ!と強く思っていた時であり、スポーツカーでオートマなんてありえないとまで考えていました。
しかし、M2をATで2年近く乗るようになり最近その心境が変わってきました。
AT(DCT)の良さとは
我がM2のミッションはDCTと呼ばれるオートマです。クラッチ操作不要でギヤの変速ができます。トルコン式ではなくDCTなので変速はかなりダイレクト且つ素早いです。
街中からワインディング、サーキット走行までなんの問題なくこなしてくれる非常に優秀なミッションだと思います。
特にATの恩恵を感じられるのはサーキット走行の時です。


私は正直に運転が(特にクラッチとシフト操作)苦手でありロードスターでサーキット走行する時はシフトミスをすることが多かったです。コーナーで横Gを受けながらシフト操作するのが特に難しく「もっとブレーキに集中したいなぁ」とも思っていました。
ATで運転することでクラッチ操作は一切不要になり、Dレンジで走ればシフト操作すら不要です。MモデルのDCTは結構優秀と思っており、サーキットをDレンジで走ってもちょうどいいタイミングでシフト操作をしてくれます。
なのでドライバーはアクセル・ブレーキ・ステアリング操作に集中できます。これがMTだとクラッチ・シフト操作を加える必要があります。
M2に乗ってから何度かサーキット走行をしてきましたが、ほとんどDレンジで走行して変速はクルマに任せています。
最近はスポーツカーでもATが増えた
2024年のオートサロンではトヨタのGRヤリスにATモデルが発表されました。これはトルコン式ですが、非常にはやく変速ができるようです。
これに関してある動画で開発ドライバーが「プロでもマニュアルは操作がいっぱいあり混乱することがある。これ(AT)ならアクセルとブレーキに集中できるから非常に素晴らしい」と語っていました。
もちろん自社商品なので褒めることしか出来ないかとは思いますが、確かにそうなんだろうと思います。
ではマニュアルミッションの醍醐味とは
マニュアル車は近年では希少かと思います。そんなマニュアル車は、私の場合、ワインディングや街中で運転する楽しさを感じられると思います。
回転数を合わしてシフト操作が決まった瞬間、自分で車を操っている感覚…つまりタイムを競う場ではなく運転そのものを楽しみたい場面ではATよりMTの方が優れていると思います。
MTは左足、つまり右脳を使うので体にも何となくいいのではないかと(ボケ防止?)…

ATの良さを記事にするとMT至上主義な方からご意見をいただくかもしれませんが、AT(DCT)で一度サーキットを走ってみて欲しい。変速の速さに腰を抜かすと思います。

管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。