G型のBMW Mモデルは、F型まで採用されていたDCTではなく、ZF製8速トルコンATへと変更されました。
F型のDCTはMTをベースとしたミッションで、ダイレクトな変速フィールが魅力。一方、G型のトルコンATは驚くほど滑らかです。
我がM3を購入する前にも何度かG型へ試乗していましたが、その時に感じたのは、
「どこで変速したのか分からないくらい滑らか」
ということ。
もちろん、それは快適性という意味では大きなメリットです。
ただ、せっかくMモデルに乗るのですから、もう少し「変速した」というダイレクトな感覚があってもいいのではないか、とも感じていました。

私はF型DCTの、あの適度なショックを伴う変速フィールが結構好きだったんですよね。
そんな時に知ったのが、大阪のテックMさんが発信して話題になったCSLミッションプログラムでした。
施工した方のレビューを見ると、
「これは感動する」
という声ばかり。
これは気になる…。
都内のR performanceさんへ
数ある施工ショップの中から、今回は都内のR performanceさんへお願いしました。
7月某日。
お店へ伺うとスタッフさんが迎えてくださり、しばらくG型M談義。
話をしている間にも準備はサクサク進み、気付けばもう施工が始まっていました。
このプログラムにはCS仕様とCSL仕様があり、車両によって施工できる内容が異なるそうです。
私のM3は、無事にCSLミッションプログラムが施工可能とのことでした。
何が変わるのか
このプログラムを一言で表現するなら、
「より速く、よりダイレクトなシフトフィール」
です。
純正状態でもZF製8速ATは十分すぎるほど優秀です。
シフトスピードは非常に速く、それでいて変速ショックはほとんど感じません。
一方、F系DCTはMTベースなので、状況によっては少しギクシャクする場面もあります。
私はその「機械を操作している感覚」が好きでしたが、人によってはトルコンATの方が圧倒的に快適だと感じるでしょう。
CSLミッションプログラムは、その快適なZF製ATにより鋭いダイレクト感を与えるチューニングです。

これは…速い。そしてダイレクト!
施工時間は約1時間。
終了後、早速近所を試乗しました。
まだ裏道を制限速度で流しているだけなのに、すぐ違いが分かります。
これは……
速い!
そして……
ダイレクト!!

正直、変速スピード以上に印象的だったのは「つながり方」です。
シフトチェンジした瞬間、シート越しに「カチッ」と駆動がつながる感覚が伝わってきます。
表現が難しいのですが、マニュアル車でクラッチをつないだ時の、
「あ、つながった」
という、あの感覚に近い印象です。
G系Mモデルでは街中・スポーツ・トラックの各モードがありますが、どのモードでも変速フィールがよりダイレクトになります。
スポーツモードでは思わず笑ってしまった
その後、スポーツモードとトラックモードで国道へ。
……これはヤバい。
変速がとにかく速い。
そして駆動が一瞬でつながる。

本当にMT車を運転しているような感覚になります。
サーキットでプロドライバーの横に同乗した時の、あの一切の無駄がないシフトチェンジ。
まさにそんな印象です。
もちろん表現は抽象的なのですが、試走中に思わず笑ってしまいました。
「これは面白い」
そう素直に思える変化でした。
スタッフさんも思わず笑顔
ショップへ戻るとスタッフさんから、
「G系はまだ施工事例が少ないので、同乗させてもらってもいいですか?」
と言われました。
私は、
「同乗なんてもったいないです。ぜひ運転してください」
とお願いしました。

スタッフさんは満面の笑みでエンジンを始動。
裏道を走り始めると、すぐに表情が変わります。
……そうそう、それなんです。
変速が速く、そしてダイレクト。
言葉で説明するより、運転すると一瞬で分かるチューニングでした。
ちなみにCS仕様よりも、今回施工したCSL仕様の方がさらにダイレクト感が強いそうです。
スポーツ走行を楽しみたい方にはおすすめ
納車からまだ一週間しか経っていませんが、我慢できずに施工してしまいました。
決して安いメニューではありません。
しかし、サーキット走行やワインディングなど、スポーツドライビングを楽しみたい方には十分価値があると感じました。
逆に、街乗り中心で快適性を最優先に考える方には、そこまでおすすめはしません。
それくらい変速フィールがダイレクトになります。
G型MモデルのATに少し物足りなさを感じている方であれば、一度体感してみる価値はあると思います。
施工いただいたR performanceさん、ありがとうございました。
また面白いメニューが追加されたら、ぜひ教えてくださいね。


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