M3のカスタムが一通り落ち着いたので、今回は私がクルマをカスタムするときに考えていることを書いてみます。
私は「何のためにそのパーツを付けるのか」を一番大切にしています。
クルマはメーカーが膨大な時間とコストを掛けて開発したものです。純正状態こそ、性能・快適性・耐久性など、あらゆる面で最もバランスが取れていると考えています。
だからこそ、社外品を装着するときは「このパーツが欲しいから」という理由ではなく、「実現したい目的があり、その手段としてこのパーツを選ぶ」という考え方をしています。
目的があって初めてカスタムする
例えば、レカロRMSへのシート交換。

これは「レカロを付けたかった」からではありません。
目的は、サーキットだけでなく一般道でも、より快適に、そして安全に運転することでした。
純正シートも非常によく出来ていますが、サーキットではどうしても横方向のサポートが不足します。
一方、バケットシートは身体をしっかり保持してくれるため、余計な力が入らず運転に集中できます。正しいドライビングポジションも自然と維持できるので、長時間運転でも疲労感が少なくなるというメリットもあります。
その目的を実現するための手段が、シート交換だったというわけです。
ブレーキも同じ考え方です。

純正ブレーキは制動力そのものに不満はありませんでしたが、街乗りではカックンブレーキになりやすく、扱いに少し気を遣いました。
さらに、サーキットを走る以上は熱に強い仕様にもしたかったため、ローター・パッド・ブレーキフルードをまとめて交換しています。
これも「社外ブレーキを付けたかった」のではなく、「街乗りの扱いやすさ」と「サーキットでの安心感」を両立したかった結果です。
エアロはまだ付けない
カスタムというと、真っ先にエアロパーツを思い浮かべる方も多いと思います。
しかし、私のM3には、おそらく今後もエアロパーツは装着しないと思います。
理由は単純で、メーカーが作り上げた空力バランスを崩したくないからです。

もちろん、しっかりと風洞実験まで行われた製品もありますが、多くの社外エアロは見た目の変化が主な目的です。
見た目は格好良くなっても、空力バランスが崩れて本来の性能を損なうのであれば、私にとっては本末転倒です。
この考え方になったきっかけ
この考え方になったのは、以前乗っていたロードスターの影響が大きいです。
当時はいろいろなパーツを装着し、かなりカスタムしていました。

その結果、メーカーが狙っていた軽快でひらひらとした乗り味が薄れ、全体的に硬く、レーシーなクルマになってしまいました。
もちろん、それはそれで格好良かったです。
ただ、後から振り返ると「純正の良さ」を消してしまっていたように思います。
その後に乗ったM2では、純正状態の完成度の高さを改めて実感しました。
だから今は、「必要なものだけを足す」という考え方に変わっています。
まぁ、輸入車のパーツ代が驚くほど高額という現実的な理由もありますが……(笑)
だから私のM3は、一見するとほぼノーマルです。
でも、よく見ると分かる人には分かる。
そんな”目的ありき”のツボを押さえたカスタムを目指しています。


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