BMWのM2でサーキット走行をするため6点式ハーネスを装着しました。
装着にあたりハーネスの取付方法をご紹介します。
この取付方法ではレースには参加できません。参考程度になさってください。
肩ベルトの装着
6点式ハーネスの肩ベルトは後席部分に装着します。
ネットで調べるとチャイルドシート取付用のisofix金具に固定する事例があります。
が、この取付方法は絶対にやめたほうがいい。isofixの金具では強度不足です(具体的な数値は無いですが…)。isofix金具を使わない固定方法を紹介します。
肩ベルトは後席を外して、後席用のシートベルト金具にクリップを共締めします。
ちょっと写真でも紹介しますね。
後席はシート前面を手で上に持ち上げると簡単に外れます。
席を外すとバックルを固定してる金具が見えます。本来はこのボルトをアイボルトに交換する必要がありますが、ネジサイズ・ピッチ・長さが一致するものがないため、L字金具を共締めすることにしました。
ちなみに写真右上に映る黒いコの字型がisofixです。直径も4ミリ程度しかないため、強度不足は否めません。
使用するのはJURANのシートベルトフックです。L字金具でハーネス固定用の穴が開いています。
L字金具を装着したところです↑。
お次は肩ベルトの右側(窓側)を装着します。
後席もシートベルト固定用の金具にL字を共締めします。
L字金具を装着するとこんな↑感じです。
金具を装着したら後席を元に戻します(普段は6点式ハーネスは使わないので外しています)。
後席を戻す際に、バックルを穴に通しながら戻します。穴が狭いのでシートベルトをバックルに装着すると後席が戻しやすくなります。
後席は前面を強く押すと金具にハマり固定されます(後席の取り外し・装着は本当に簡単)。
悩む|腰ベルトの取付
さて、腰ベルトの取り付けに悩みます。本来はアイボルトをボディーに溶接する必要がありますが、ちょっと嫌だ。
L字金具を固定するスペースがないため(特にセンター側)、シュロスのスナップオンクリップを使います。
こちらは運転席(右側)のシートベルト後方を映したものです。写真右側が窓、左側がセンターです。
シートレールを固定するボルトにシュロスのスナップオンクリップを共締めしています。
シュロスの説明ではラジオペンチで曲げるイラストがあります。しかし、実際には金具の強度が強くびくともしません。
奇跡的に床に凹凸があり曲げなくてもハーネスの金具を取り付けることができました。
股ベルト
最後は股ベルト。
股ベルトはシートレール固定用のボルトにL字金具を共締めし、それに固定します。
シートレール固定用のボルトを外し、L字金具を共締めします。
この向きではシートを前にずらすときに接触してしまい、現在は向きを変更しています。
本来はアイボルトで止めるべきですが、どうしてもサイズなどが合わず断念しました。
最後に..
いかがでしたか、こちらの取付方法はBMWのM2のみならず多くの車でも適用できるかと思います。くどうですが、レースには出られない止め方です。
参考程度になさってくださーい。
管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。