我がBMWのM2を走行中にやけに排気音が静かだなと思い調べると、どうやら3速以降ではマフラーのバルブが閉じられるそうです。
せっかくのいい音が台無しですのでバルブコントローラーという商品を購入して自分で取付してみました。
バルブコントローラーにはいくつか種類がある
さて、BMWのM2にはバルブコントローラーという機構が存在します。マフラーの出口を開閉して音量を抑えたり、大きくしたりする仕組みです。
調べると数社からバルブコントローラーが商品化されています。
・テックM マフラーバルブコントローラー
・Codetech PLUG Connect EXC
・他…
という感じ。
ちょっとネットを見ていると「CG Precision」という米国企業のサイトを発見。純正のバルブコントローラーにスイッチを挟んでマフラーのバルブを開閉するようです。
VSC-1を購入…到着までに1か月もかかった
購入したのは「VSC-1」というもの。M2のN55エンジンではバルブコントローラーは片方(助手席:左側)に装着されています。「VSC-2」はバルブコントローラーが二つ装着されています。M2コンペティションなどS55エンジンはVSC-2が適合です。購入時はご自分で適合を確認してください。
さて、値段は国際送料を含めて296ドル。円換算で…5万円弱。ちょいと高いと思いつつ、購入しました。
購入から1か月後、やっと品物が到着しましたので装着します(日本の翌日配達が素晴らしいと心から思った瞬間です)。
取付は超簡単!カプラーをつけるだけ!
さて、取付は超簡単!カプラーを外して、バルブコントローラーを装着するだけ!!
純正のバルブコントローラーは上のイラストのように助手席側に1個あります。これにVSC-1を装着するだけ。
純正バルブコントローラーのカプラーを外し、VSC-1を装着しました。VSC本体を固定します。説明書ではマフラーハンガーを支える金具に装着せよ、と記載あります(説明書は英語ですが、とても簡単な文章なので理解できると思う)。
と、僕はここでこの作業の最大の難関に突入したことに気が付きました。
その金具を外すとマフラーが落ちてきます…
もうここまで来たら後戻りできないので、膝でマフラーを抑えながら金具を外しました。
案の定、重いマフラーがドスンと落ちてきます。金具を固定するボルト(1つだけ)にVSC-1をはめ込み再度シャーシに金具を取り付けます。
この時、膝で重いマフラーをさせながらアクロバットな体勢でナットを止めました。
いや、疲れましたよ…
見事バルブ開閉に成功!
配線を結束バンドできれいに巻いて、取付は終了。
エンジン始動後、付属のリモコンで操作をします。
On→バルブオープン
off→バルブクローズ
という動きです(注文時に設定できます)。
エンジン動作時にOn/Offすると確かに音量が違います。明らかにONのほうが音が大きいです。
走行中もOn/Offを操作しましたが、しっかり3速以降も音が大きくなりました。が、びっくりするくらい大きくはなっていません。
リモコンは車内の目立たない場所に設置しました。
これで快適にドライブできますねぇ。
管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。