サーキット走行用のタイヤとして、現在M3に履かせているのがヨコハマの「ADVAN NEOVA AD09」です。
M3を購入した時から装着されていたタイヤなのですが、しばらく峠やサーキットで使ってみて、すっかり気に入ってしまいました。
このタイヤ、かなり使いやすいです。
サーキットから峠までこれ一本
どういう人におすすめかと言うと、
「サーキットも走りたい。でも普段は街乗りや峠でも使いたい」
という人です。
いわゆるサーキット専用のハイグリップタイヤではありません。
コンマ1秒を削ることだけを考えれば、もっとサーキットに特化したタイヤもあるでしょう。

しかし、AD09はサーキットでも十分にスポーツ走行を楽しめるグリップ力を持っています。
実際にM3で袖ヶ浦フォレストレースウェイ、本庄サーキット、筑波サーキットを走ってみましたが、個人的にはかなり満足度が高い。
先日走った筑波サーキットTC1000でもAD09を使いました。
タイムを削ることだけを考えれば「もっとグリップのあるタイヤを」となるのかもしれませんが、街乗りからサーキットまで自走して、そのまま走って帰ってくる。
そう考えると、このバランスが非常にちょうどいいのです。
峠道でも気持ちいい
そして、AD09の良さはサーキットだけではありません。
峠道を走っていても、しっかりグリップしてくれる安心感があります。
ステアリングを切ったときの反応も分かりやすく、アクセルを開けていったときもしっかり路面を捉えてくれる。
M3のようなパワーのあるクルマでも、「タイヤが負けている」という感じがありません。
かといって、街中で乗っていてガチガチにスポーツタイヤらしいかというと、そうでもない。
このあたりがAD09の面白いところです。
「上質」という言葉が似合う
個人的にAD09を評価しているのが、タイヤの「上質さ」です。
これは安いタイヤから、いわゆる名門ブランドのタイヤまで色々と使ってきたからこそ分かる部分なのかもしれません。
クルマを動かした瞬間に「あ、違うな」と感じる。
そんな感覚があります。
表現するなら「しっとり」という言葉が近い。
路面からの入力が雑に伝わってくる感じがなく、クルマの動きが自然です。
もちろんスポーツタイヤなので、コンフォートタイヤのような柔らかさを求めるものではありません。
それでも、スポーツ性能を持ちながら普段使いできる上質さがある。
このバランスが個人的にはかなり好みです。

ロードノイズも気にならない
街乗りで使っていて気になるロードノイズも、個人的には特に不満ありません。
M3は家族を乗せて走ることもありますが、今のところタイヤについて何か言われたこともありません。
サーキットではしっかりスポーツタイヤとして働いてくれる。
一方で、街中では普通に家族を乗せて走れる。
この二面性がいいですね。
ウェット路面でも、今のところ怖さを感じる場面はありません。スポーツタイヤの中には雨天時のグリップ力が極端に落ちるものもありますが、AD09は優秀です。
唯一の不満は価格
そんなAD09にも不満があります。
それは価格。
やはり、それなりに高い。

まあ、最近の物価上昇を考えれば仕方ない部分もありますが、4本交換となると財布にはなかなか厳しいものがあります。
とはいえ、街乗り用とサーキット用でタイヤを完全に分ける必要がなく、これ一本で幅広く楽しめることを考えると、考え方次第ではコストパフォーマンスも悪くないと思います。
タイヤを何セットも用意して、走るたびに交換するのは大変ですからね。
という訳で、今のところAD09はかなり気に入っています。
サーキットだけを走るのであれば、もっとサーキットに特化したタイヤを選ぶという考え方もあるでしょう。
でも、
「普段は街乗り」
「休日は峠」
「たまにサーキット」
という使い方なら、AD09はかなり相性がいいと思います。
サーキットでコンマ1秒を削ることだけを目的にするのではなく、普段のドライブからスポーツ走行まで一つのタイヤで楽しみたい。
そんな人には、かなり使いやすいタイヤです。
M3に履かせて走ってきた今のところ、私の中では
「街乗りもできるサーキットタイヤ」ではなく、「街乗りからサーキットまで楽しめるスポーツタイヤ」
という位置付け。
この絶妙なバランスが、AD09の魅力なのだと思います。

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