今でもこのクルマのことは忘れない
僕が人生で初めて購入したマツダ・ロードスター。
ロードスターは初代NAから始まり2023年現在はNDまで4世代存在します。
僕が買ったロードスターは3世代にあたるNC型。そのNCでも前期・中期・後期とあり、僕は前期型(2007年3月モデル)を中古で購入しました。
購入当時は大学4年生であり、バイトで稼いだわずかなお金と親に借金して得た莫大な予算で総額160万円で購入しています。
購入時はほぼノーマルでした。良いか悪いかロードスターはパーツが多種多様に発売されており、僕も様々な部分に手を入れたクルマです。
サスペンションはオーリンズの車高調、マフラーは中間パイプを加工、エアロパーツ、ホイール交換、ECUなど考えられる限りのカスタムを楽しみました。
そのためこのクルマで初めて経験したこと、学んだことは非常に多く、とくに純正品の良さについては考えさせられました。
社外品を知って純正品の良さを知る
車高調では純正のsuv並みの車高が嫌でフェンダー指二本程度に下げました。見た目は最高にかっこよくなりましたが、運動性能で考えるとロードスターっぽいヒラヒラした動きはソリッドに激変。
これはタワーバーを社外品に交換したことも寄与していると思います。よく言えばスポーツカーっぽいカタい乗り心地になりました。
しかし、何かを求めると何かを失うということに気が付けたパーツ(車高調)です。
DIYメンテ
オイル交換とブレーキパッド、バッテリー交換…など多くのメンテナンスは自分で行っていました。一時はディーラーに任せていましたが、作業費を払うくらいなら自分でやってしまおうと思いいざトライ。
ネットで得た知識や知人に教わり自分で作業をしていました。クルマの下に潜るとNCは歴代ロードスターの構造を大いに踏襲して、所々アップデートしていることが分かりました。
ということはこの構造がロードスターの乗り心地に影響を与える、ということも理解しました。これはDIYしなければ分からなかったことです。
そしてDIY作業する上で工具類も徐々に増えていき、今ではジャッキもそろえているほどです。自宅ガレージに鎮座しています。
弄るとノーマルに戻したくなる
さてクルマを弄るとノーマルに戻したくなる時があります。僕以外でもそのように思う方が多いみたい。しかしお金をかけて弄ったものをノーマルに戻す目的と予算をだせず結局は弄った状態のままでした。
後日レンタカーでノーマルのNCに乗る機会があり、ノーマルのTheロードスターというヒラヒラした走りに感動した記憶があります。
学んだこと
僕がロードスターに10年間通して学んだことは
純正品の良さ
です。
もちろん社外品にも純正以上の性能がある場合があります。しかし、純正品はクルマのバランスを考えたうえで設計されています。どれか一つでも弄るとバランスが崩れてしまうのがカスタマイズで注意すべき点ということを大いに理解しました。
ゆえに現在所有しているM2は基本的には純正品を用いたカスタマイズを心掛けてきます。いや既にカスタマイズされた個体なのですが…
仮に弄る場合は「何のためにカスタムするか?」「なぜその製品なのか?」「バランスはどうか?」など様々な検証をしたうえで導入していきます。
管理人のYujiです。
BMWのM2に乗っています。休日のサーキット、早朝の峠、深夜の首都高で走らせています。