パワーがある車が楽しい、とは限らないと思う

a6400で撮影 我が愛車

BMWのM2を購入した私。毎回ドライブするとその性能に驚いています。そして家族も乗れるので大変満足しています。


しかし、パワーがあるから楽しい、かという訳ではありません。今まで所有していたマツダ・ロードスターと比較すると色々分かってきました。


M2は370馬力もある

BMWのM2(F87)は370馬力もあります。3リッター直列6気筒にターボが装着されています。スポーツモードにセットしてアクセルを踏むとものすごい勢いで加速します。

a6400で撮影
【BMW M2】




ちょっと加速が早すぎるのでアクセルべた踏みはまだ一回もしていません。車の挙動がどうなるか怖くて、私にはとてもできません。

M2の車重は1500kg以上あり、そこそこ重い車です。しかしその重さを感じさせない走りは流石BMWという感じ。

マツダ・ロードスターは180馬力くらい

私が以前に所有していたマツダ・ロードスター(NC)は確か180馬力くらい(純正は170馬力)。しかもNAエンジンですからターボの補助はありません。

しかし1000kg程度の軽さもあって乗り味は最高の一言。コーナー曲がると誰しも笑顔になります。アクセルべた踏みしても遅いくらいです。日本の交通状況では200馬力程度がちょうどよいのかもしれません。

ロードスターNC
【所有していたロードスター】



馬力と楽しさは比例しないと思う

さて、ロードスターからM2に乗り換えて思ったのは「馬力と楽しさは比例しない」ということ。確かにM2の強烈なパワーはすごいですが、そのスペックを扱いきれていません。

対してロードスターは扱いきれていたように感じます。つまり相当に楽しい車でした。非力な車ですが、軽さゆえのヒラヒラ感によってカーブをスイスイと曲がっていく感じがなんとも絶妙。ロードスターが世界中で愛されている理由がよく分かりました。


たまたまYoutubeを見ていたらレーシングドライバーの土屋圭市さんが「車はパワーじゃねーんだよ」とおっしゃっていました。ご自分のトヨタ86を運転されていた時に語った言葉です(結構いろんな動画で同じ言葉をおっしゃっています)。

確か相手の車はパワーあるクルマでした。しかし土屋さんの86はコーナーで一気に追いついています。86は非力な車ですが、土屋さんの技術で重量級の車を追い回していたのです。

どうやら土屋さんは(昭和の)86と(平成の)トヨタ86を所有されているようですね。土屋さんでしたらスーパーカーも買えると思うのですが、あえて非力な車を選んでいるのかなと勝手に妄想しています。

クルマは乗ってみないと分からない

僕がロードスターに乗っていたころは、大排気量・パワー・重量級の車に大いにあこがれていました。ポルシェ911GT3やランボルギーニ・ウラカンなどはまさに乗ってみたい。

今回BMWのM2を購入するにいたりましたが、大変満足しています。しかし、M2の370馬力ですら速すぎると感じてしまい、非力な車にどうやら戻りたいとも考え始めています。


これは所有して乗ってみないと分からないものです。いくらネットで評論家の話を聞いたり、Youtubeで動画を見てもダメ。自分で体験しないと分かりません。



やはり車は乗ってナンボなんだと改めて実感しました。
あ、M2は大変気に入っているのでしばらく売りませんw

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