ハイパワーエンジンの魅力とは|M2とマツダ・ロードスターを比較して考えてみた

我が愛車

近年では、少ない排気量から大きなパワーを効率よく得られるよう、クルマのエンジンはダウンサイジングが進んでいます。その波は、かつて大排気量だった車種にまで押し寄せています。

しかしやはり、気筒数が多い大きなエンジンから湧き出るパワー感は、大いなる魅力に溢れていると思います。今回はそんな大排気量エンジンの魅力について、マツダ・ロードスターとBMW M2を比べながら述べたいと思います。

大排気量の魅力。それは..

まずBMW M2のエンジンは3L直列6気筒ターボです。n55というエンジンですが、最大出力は370馬力!!最大トルクは47.4kgmもあります。

こんなにもハイパワーなエンジンの魅力は「余裕」です。

例えば、高速道路を巡行する時。エンジン回転数は1,500rpmくらいしか回っていません。シルキーシックスという名前があるくらい、BMWのエンジンは振動が少なく、もはやエンジンが回転している感覚がありません。アイドリング状態で高速道路を走っているような感じ?です。

M2のN55エンジン



巡航速度から加速する際、ちょっとアクセルを踏むだけでM2は勢いよく加速していきます。そして、バックミラーに映る後続車は一気に米粒程度の大きさに..

この「パワーが”有り余ってる感”が素晴らしい」と思います。これは低排気量のエンジンでは味わえない感覚です。

と言うのも以前の愛車マツダ・ロードスターは2L直列4気筒エンジン。パワーはたしか170馬力くらい。
これで高速道路を巡行すると80kmくらいでエンジンの回転数は3,000rpm前後でした。

走行距離
ロードスターは結構非力です。でもそれも魅力です



3,000回転って運転していると結構疲れます。それは振動を感じたり、エンジン音がうるさかったり…ロードスターの気持ちいい速度域と実際の速度があっていない印象を持っていました。

大排気量エンジン車の燃費は悪いのか?

さて、大排気量エンジンの魅力は余裕でした。
しかし、余裕の裏には燃料消費量が多い印象があります。つまり、燃費が悪いのでは?と言う事。

これは僕もM2を買うまでは燃費が悪いだろうなと思っていました。しかし、実際にはBMW M2の燃費は悪くないです。

M2の燃費は、平均9.3km/lくらい。80kmで巡行すると12km/l程度です。対して2Lのロードスターでは、燃費は11km/lくらいでした。

bimmerlink



大排気量だからとは言え、そこまでM2の燃費が悪い印象はありません。むろん走らせ方によっては見る見るうちにガソリンが減っていきますが、街中をフツーに丁寧に走るうえでは燃費が悪い印象はないです。

自動車税について、個人的な意見。

最後に、税金についてです。クルマは買うときも保有中も嫌と言うほど税金がかかります。
その一つに自動車税(種別割)があります。毎年かかる税金です。

ネットで時々「大排気量は税金高い」という声を拝見します。ごもっともと思いますが、僕はそれでも大排気量が魅力的かと思います。

ちなみに2Lの自動車税は36,000円、対して3Lは57,000円です。差額は約2万円なので確かにそこそこ費用は高いと思います。

しかし、月換算だと
2L:36,000円→3,000円/月
3L:57,000円→4,750円/月

です。

こうやって分解してみると大排気量の税金はそこまでべらぼうに高額とは思いません(念のため、これ以上税金が上がるのは僕もイヤです)。

むしろ、毎月の駐車場代やガソリン代、高速道路代などの方がはるかに高額ですよね。


「軽自動車やコンパクトカーの方が維持費が安いから大排気量には乗らない」と言うのは、ただの良い訳なのかなぁ、と僕は思います。


お金(税金)さえ払えば、大排気量エンジンを味わえるのですから、その分稼げばよいだけです。


これから先、電動化がさらに進むと思います。ゆえに大排気量エンジンを搭載したクルマは減っていくでしょう。減るということは車輌価格が上がることになります。

欧米に比べて日本ではまだまだエンジン車を楽しめる環境があります。乗れるうちに大排気量エンジン車に乗らないと、本当に乗れない日が来てしまうかもしれません。

という訳で大排気量エンジンの魅力について語りました。BMWのMモデルは性能を考慮するとお値打ち感があります。シルキーシックスの魅力に取りつかれた僕が言うのですから間違いないと思います。




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