サーキット走行をするうえで欠かせない装備のひとつが、牽引ベルト(トーイングストラップ)です。
万が一コース上でマシントラブルやクラッシュが発生した際、車両を安全に回収するために使用されます。そのため、多くのサーキットでは前後に牽引ポイントを装着しておくことが推奨、あるいは義務付けられています。
もちろんBMW純正の金属製牽引フックを使用する方法もありますが、あの「いかにも工具です」という見た目が少々気になるところ。
せっかくなら見た目もスマートなベルトタイプを装着したい。
以前乗っていたF87 M2ではベルトタイプを使用していたため、「もしかするとそのままG80でも使えるのでは?」と思い、まずは流用できるか試してみることにしました。
F87 M2用はG80でも使えるのか?
早速、M2で使用していた牽引ベルトを移植してみます。


まずはフロント用。
……結果は装着不可でした。
原因はシャフトの長さです。
G80はバンパー表面から牽引フックのネジ受けまでの距離が長く、F系フロント用では届きません。
一方で、F87のリア用として使っていたタイプを試したところ、こちらはG80のフロントへ装着できました。
とはいえ、長さはギリギリ。もう少し余裕があると安心という印象です。
それでも、新たに前後セットを買い直さずに済んだのはラッキーでした。
G80リア用は専用品を購入
問題はリア側です。
G80リアに適合する牽引ベルトを探してみると、選択肢はかなり少なめ。
見つかるのは、
- BMWモータースポーツ純正品
- 海外メーカー製(直輸入)
このあたりが中心でした。
価格も3~4万円前後となかなかのお値段。
「高いなぁ……」とは思いましたが、安全装備ですし、ここは妥協する部分ではありません。



結局、BMWモータースポーツ純正品を購入することにしました。
純正品はシャフト長がおよそ10cmほどあり、G80でも十分な長さがあります。
リアはカバーも加工してもらいました
もうひとつ気になったのが、リアバンパーの牽引フックカバーです。
ベルトを装着するとカバーを外したままになるため、リアビューが少々間の抜けた印象になってしまいます。
そこで予備のカバーを注文し、ベルトが通る穴を加工してもらうことにしました。
DIYも考えましたが、
「失敗したら立ち直れない。」
ということで、知り合いづてにディーラーへお願いしました。
完成したものがこちら。



加工はもちろん、塗装まで非常に綺麗に仕上げていただきました。
純正然とした仕上がりで、大満足です。
まとめ
牽引ベルトは、できれば一度も出番が来ないことを願う装備です。
しかし、サーキットでは”使わないこと”よりも”使える状態であること”が重要。
今回の検証では、
- F87フロント用 → G80では使用不可
- F87リア用 → G80フロントで使用可能(やや短め)
- G80リア → 専用品が必要
という結果になりました。
牽引ベルト本体に加え、加工用カバーや工賃まで含めると決して安い買い物ではありませんでしたが、安全面と見た目の両方を考えれば十分納得できるカスタムです。
あとは、この赤いベルトが”お守り”のままでいてくれることを願うばかりですね。
あ、妻には「またベロ付けたの?」と笑いながら言われましたw


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